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英語は柔軟に!

2016年7月8日

英語は難しい事がわからなくても、柔軟さがあれば楽しむことができます。

と常日頃お伝えしますが、先日こんな素敵な宿題をしてくれた生徒がいました。

 

関係代名詞。。。と聞くだけで「あ~無理!」と思ってしまう人、頑張って最後まで読んでみてください。

関係代名詞の中でも、ちょっと使いづらい「whose」の宿題。

 

I took a piano lesson from a woman.

The woman’s sister works at the bakery.

を一つの文にする宿題でした。

 

答えは I take a piano lesson from a woman whose sister works at the bakery.

ですが、、、

生徒さんの答えは

I take a piano lesson from a woman who has a sister who works at the bakery.

 

kankeiwhose

 

これって間違い?

まどろっこしい感じはしますね。who が2回も出てきてると。

でも、間違いかどうか、と言われると間違いじゃないと思います。

ひとまず、合ってます。

 

理想の答えの方は

私は、姉があのパン屋さんんで働いている女性からピアノレッスンを受ける

 

生徒さんの方は

私は、あのパン屋さんで働く姉がいる女性からピアノレッスンを受ける

 

という違いだけで、言いたいことに差異はありません。

 

英語のテストを受けるのであれば、絶対whose を使ってほしいですが、そうでないなら、ひとまずwho が2回出てきても、OKです。きっと意味は伝わります。

いいえ。絶対伝わります。

少なくとも黙っているよりは。

 

クミコ先生の教室では、正しいとされている事だけが正しいとは考えていません。

英語には答えがいっぱいあります。

英語を使う人、場所、関係性、目指すもの、によって求められる答えも、喜ばれる答えも、その都度変わってきます。

もっと言うのであれば、英語に限らず、生き方、人とのお付き合いの仕方、ものの考え方も同じです。

世の中がこうだと言ったら、こうだ。とは限りません。

もちろん、常識の範囲内という言葉は大切ですが、自分で考え、判断する力も必要です。

 

この生徒さんの宿題の答えも、理想を求めず、一般的にwhose が使われるからという概念でもなく、自分で考えて出した答えを見せてくれました。

 

先生にとってこんなに嬉しい事はありません。

本当に、本当にありがとう。

考えて判断する力は人間力です。

人間力が世の中を支え、きっと世界平和につながるはず。

そう本気で考えています。