集合時間はat?by?
2016年6月16日
今日は久しぶりに英語のお話しを書きます。楽しい写真やお話しではありませんが、興味深いと思いますのでぜひお読みください。
先日、中学生クラスの生徒さんが
at は、○○(時間)に
byは、○○(時間)までに
と習った。と言いました。
はい。その通りです。
何時に起きたの? I woke up “at” 6:00 am.
9時までに終わってね。 Please finish it “by” 9:00 pm.
(until は、~までずっとそれをしている状態です。I played a game until 10:00 pm. のように)
すると、次に生徒さんが言ったのは…
だから集合時間は “by” を使うって学校の先生が言ってた。
うん。そうだね。・・・うん?おや?
友達と遊びに行く約束をする時は、たいていの場合
「じゃ、10時集合ね!」→「See you at 10:00」
のように at が使われます。
学校の先生が言ったという by だと、どうかな・・・?
皆さんは、どうですか?
気づいた人はいるかな・・・?
by → ~までに(○○をする)
日本人にとって集合時間というのは、指定された時間には「既に集まっている」感覚ではないでしょうか?
集合時間が9時だったら、つまりそれは 「9時までには来ているように」 という意味です。
だから学校の先生は by 9:00 を教えたんだと思います。
でも。日ごろ英語に触れる時間が多いクミコ先生のような人にとって、集合時間の表記に by 9:00 は、良い意味での違和感、つまり新鮮さを感じました。
どちらが正しいわけもありません。
私たち日本人の感覚で「集合時間」=「既に集まってる時間」=「by 9:00」という訳し方に改めて納得ができ、それがとても嬉しかったです。
自分が当たり前、と思っているものが実は違う場所や違う人にとっては当たり前ではない。という事は人生において多々あります。
世界がどんどん身近になる昨今では、異文化理解のスピードも加速し、新たな価値観に驚き、感激する事も増えてきました。
今回のby と at は、レッスン中の些細な会話が発端でしたが、クミコ先生にとっては非常に大きな気づきとなりました。
そして・・・。
最近は日本人の礼儀正しさや時間に正確な国民性が注目を浴びています。
近い将来、集合時間=by 9:00 という感覚が世界に根付くかもしれませんよ!
語学を通して国民性を知る。
語学を通して世界を知る。
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