耳をきたえよう!
2018年5月7日
英語は話せるようになった気がしますが、相手の言っている事が聞き取れません。
という悩みが多いです。
そういうクミコ先生も、リスニング力は「努力して」得たタイプです。天性の才能がある人が羨ましかったです。
リスニング学習は、基本的には自宅でも出来る(一人でも出来る)という事で、積極的にレッスンには取り入れていませんでしたが、深刻に悩む生徒さんを向き合った事をきっかけに定番メニューとなりつつあります。
今日は、教室で先生とするリスニング学習とその効果をお話しします。
使用するのは、新聞に掲載される英会話(スマートフォンで音声も聞けます)ページ。
ポイント1:難しいものから手を出さない。
まずは基本的な文法と表現が入っていて、すぐに終わる短い会話から始めます。
ポイント2:音のジョイントを知ろう
リスニングが苦手と思っている人の多くは、英語の音の「ジョイント(音がくっついて違う音になる)」が聞き取れません。
ここではWhen(ホェン)とI(アイ)がくっついて「ホェナイ」のような音になります。このくっつく音をまずは、先生に教えてもらいましょう。
一人で何回聞いても、わからないループから抜け出せないので。
ポイント4:音の区切りを知ります。
英語は息継ぎが大事。日本語でも同じですが、母語だと気にしていませんね。
どこで息継ぎをするか?というのは音声を聞けばいいですが、リスニングが苦手な人は、そこまで余裕がないので息継ぎ個所がわからなくなります。
先生と一緒に息継ぎ個所を確認しましょう。
ポイント4:カタカナ英語から抜け出そう。
Studioは日本語で「スタジオ」と言うので、英語になっても「スタージオ」と言ってしまいます。アクセントはあっていますが、違和感が残ります。
カタカナ英語の恐ろしさは「言ってる本人も気づかないほど浸透している」ところです。
生徒さんは「ストゥーディオ」と言っているつもりですが、永遠に「スタージオ」のまま。
注意してくれる相手(教室なら先生)がいると修正は早いですね。
こういった基本を押さえたら、まずは音読。
特にジョイントや息継ぎやカタカナ英語に気を付けて音読。
何度か音読をしたら、テキストは見ずに、音声をリピート。
その次は、音声と一緒に音読。
最後は、テキストを見ずにリスニング。
最初は早くて聞き取れなかった音がしっかり聞き取れます。
When Iはホェナイと聞こえる事を知る。
自分の口で発する。
マネもする。
一緒にも言う。
もう一回、聞く。
あ!聞こえた!
この最後の「あ!聞こえた!」が脳を刺激します。
脳がWhen Iの音を覚えます。
あ~、英語ってこうやって聞こえるんだ、と脳が思うんですね。
この感動は、体験した人にしかわかりませんが素晴らしいものです。
本当に嬉しい瞬間です!!!
そしてこの繰り返しは、必ず結果が出ます。
この繰り返しを怠らず続けた先に「映画のセリフを字幕ナシで」「海外のニュースを字幕ナシで」という夢が待っています。
まずは、順番にね。
少しずつ積み重ねてください。
教室では、しっかり聞き取れるようにスピーカーを使用します。
今は便利な時代。
スマートフォンの中のQRコードを読み込めば音声が出てきます。
さらに、ブルートゥースで繋げば線がなくてもスピーカーから大きな音が出てきます。
キッズクラスの歌やダンスも、このスピーカーが役立っています。