都道府県を英語で
2019年2月23日
初めてM君に会った時、彼は英語への苦手意識が強く、英語を「勉強」することにも抵抗がありました。
でも、クミコ先生のクラスで楽しく英語を話す事を知り、その後すぐ海外留学をした事により一気に英語が好きに、そして得意になりました!
英検も5級からの受験レベルでしたが、あっという間に3級までクリア。
学校の成績もクラスで1番になりました。
そんなM君とのレッスンは、毎回M君が気になる事を英語に訳すことから始めます。
毎回、M君が自分で準備をして持ってきてくれる「能動的」なレッスンです。
ある日。
「クミコ先生、日本の都道府県を英語にしてみました」
と言って、47都道府県を英訳(カタカナですが)した紙を見せてくれました。
最初は、面白いなという程度で見ていました。
実はこれ、とっても意味が深かったんですね。
それぞれの都道府県に込められた願いも感じました。
一番感動したのは
「大分県」
大きい BIG
分ける クミコ先生は「分ける」「別々にする」でSeparatのような単語を思い浮かべていました。
でも
M君の答えは SHARE(シェア)。わけっこする、共有する。という意味で訳されていました。
BIG SHARE ビッグシェア
ああ!素晴らしい!
同じ漢字からこんなにも違う訳が生まれます。
長野県は Long Field 山からずっと伸びていく様子が浮かびます。
福井県は Lucky Well 水が豊富だったのかな?
岩手県は Rock Hand 山と岩がいっぱいあって、人々の手で加工されていたのかな?
答えが違っていてもいいんです。
思いをはせて想像する。できれば、それで心がちょっと豊かになる。
それが大切なこと。
何をお伝えしたいかというと
一つは「大分」をBig Share と訳すM君の心の素晴らしさと深さ。そこから知る楽しみ。
もう一つは、常に自分からやりたい事を伝え自分で準備をし、それを学ぶM君の姿勢。
です。
日本の授業も受動的から能動的に、と言われています。
なんだか、カタカナにしてアクティブなんとか・・・?なんて言われています。
でも、実際、それが何なのか知らない先生も多いと思います。
積極的なM君と時間を過ごしながら本当の意味での「能動的な学習」を体で感じています。そして、そんな生徒さんと共に成長できるレッスンをしている事に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ありがとう!
そして、これからもどんどん気になる事をやっていこうね!